バラ

5月と言えばバラ、各地のバラ園も満開で美しかったことでしょう。バラは気品があり、それでいて豪華、昔から最も愛された花の一つですね。 クレオパトラは部屋にバラを敷き詰めてシーザーを迎えたということですし、ナポレオンの妻ジョセフィーヌは宮殿に世界中のバラを集めて人工交雑を行なったということです。 19世紀に四季咲きのハイブリッドティーローズが出来、それ以前のバラはオールドローズと呼ばれています。

学名のRosaはラテン語で「赤い」という意味だそうで、バラは元々は赤い花だったようです。日本語でもバラ色といえばやはり赤・ピンク色ですね。 濃い黄色のバラができたのは19世紀末だそうです。今も毎年新しい品種が生まれていますが、まだ青いバラというのはないようです。青みがかったものはありますけど。

ドライフラワーでもプリザーブドフラワーでもバラはメインの花です。ドライフラワーのバラはヘリクリサムなど他の花材と比べて長くもたないのが残念ですが、やはりバラが入るとグッと雰囲気が変わるようです。 プリザーブドフラワーでは実際にはない青いバラがありますが、製造元によって同じ青色でも色味が違い、それぞれに魅力があります。

母の日のカーネーションに対して、父の日は黄色のバラを贈るならわしだということです。皆さんもいかがでしょうか?

プリザーブドフラワーの店・エルム (c) 2002-