パンジー |
ありふれているけどやっぱりかわいいパンジーですね。たいていの庭に咲いていて写真を撮るのも苦労しません。かわいいだけでなく、紫から黄色・赤などカラフルで、開花期間が長く、丈夫といいことずくめです。半年ほど次々と咲いてくれるのですから、花屋さんにとってはあまりありがたくない花かもしれません。8月に種をまくとその年のうちに花が咲きますが、暑いと発芽しません。本に書いてあったとおり袋ごと冷蔵庫に2週間以上入れておいてから蒔いたところ、ここ南国の宮崎でも発芽し、とても嬉しかったのを覚えています。 パンジーという名前はフランス語のパンセと同じで「考える・物想う」という意味で、その花の姿を物思いにふけっている顔に見立てたもの、と本に書いてありましたが、私にはどう見てもそんな風には見えません。むしろ明るく笑っているように見えますよね。 シェークスピアの「真夏の夜の夢」には、この花の汁を目にたらすと、目が覚めて最初に見た人に恋をしてしまうという媚薬として出てきます。そこから、この花を身に付けると異性の愛を得られると言われバレンタインの花とされたそうです。 パンジーのドライフラワーもありますが小さく縮んでしまいます。電子レンジでするとそれほど縮まずにドライできます。新聞紙の上にパンジーを乗せ、何回かに分けて乾燥させます。続けてすると熱くなりすぎて新聞紙が燃え出したことがあります。ただ乗せるだけだと平らでまるで押し花のようになってしまうので、小さく丸めた紙の上にパンジーを乗せて乾燥させます。ある程度乾いたら、後は自然乾燥させます。そうすると立体感のあるパンジーのドライフラワーができますが、すごく面倒で全くお勧めできません。もしやってみようと思われる方がいらしたら、くれぐれも燃え出さないように気をつけて下さいね。 |