クリスマスローズ |
寒さの中で少しうつむき加減に咲くクリスマスローズはあまり華やかな花とは言えませんが、上品でとても人気のある花ですね。3年前に買った小さな苗が今年2月にやっと開花しましたが、少しくすんだ色合いがとてもステキです。最初に小さな蕾を見つけた時はとても嬉しくなりました。忘れていても時期になるとちゃんと花を咲かせ季節の移り変わりを教えてくれるところが多年草のいいところですね。 クリスマスローズの学名はヘレボルスですが、クリスマスローズという英名の方がイメージにぴったりですね。クリスマスの頃に咲くのはヘレボルス・ニゲルでほとんど白花です。ニゲルというのは「黒い」という意味で、真っ白な花が咲くのに根が黒いためだそうで、この根はやはり毒性があるそうです。今売られている多くはヘレボルス・オリエンタリスで白以外にピンク・紫などカラフルで我が家のももちろんこれです。 クリスマスローズにはこんな話があります。イエス・キリストが誕生した時に、一人の貧しい少女が自分には何も捧げるものがないことを悲しんでいました。すると、天使が現れて辺り一面がクリスマスローズで真っ白になり、少女はそれを摘んで馬小屋のイエスに贈りました。イエスはその花を見て微笑んだということです。清楚なクリスマスローズにふさわしい伝説ですね。 クリスマスローズはシリカゲルに埋めてドライにするととてもステキです。まだやったことはないのですが、一度、庭で咲いた花をドライにしてみたいと思います。 |