ヒマワリ |
夏の花と言えば何と言ってもヒマワリですね。割りに清楚で優しい感じの花が好きな私ですが、ヒマワリは別で、あのくっきりとした色と形はとても魅力的で惹きつけられます。大きなロシアヒマワリもいかにも夏らしくていいですが、どちらかというと小さなビッグ・スマイルが好きです。ビッグ・スマイルはEXPO’90(花博)でグランプリを受賞したヒマワリで草丈40cm程、鉢植えではもっと小さく、まるで元気な子供が緑の葉の両手をいっぱいに広げて笑っているような可愛さがあります。 ヒマワリは北アメリカ・メキシコ原産でインカ帝国では、太陽神のシンボルとして崇められていたそうです。その後、ヒマワリはヨーロッパに紹介され、太陽王と呼ばれたフランスのルイ14世はヒマワリを紋章に取り入れたということです。 学名の Helianthus はhelios(太陽)とanthos(花)からですし、英名もsunflower、和名も「日輪草」と、やはりヒマワリと太陽は切り離せないようです。見るからに「お日様」といった感じですよね。 ヒマワリは若いうちの茎は太陽の方に向かって動きますが、開花した花には向日性はありません。花によってあちこち向いているものもあります。ですから、「向日葵」という漢字はちょっとおかしいとも言えますが、品種によっては向日性のあるものもあるそうです。 (あちこち向いているヒマワリ。残念ながらビッグスマイルの写真は撮れませんでした。) ともかく、ヒマワリは太陽・夏を連想させる花ですね。ドライフラワーにしても、それは変わりません。ドライにすると花びらがチリチリしてきますが、やはり夏の雰囲気があります。今、宿根ヒマワリの鉢植えがありますが、花が咲いたらドライフラワーにしてみるつもりです。 |