アジサイ |
6月といえば「雨・アジサイ・カタツムリ」の3つがセットのように頭に浮かんできます。うっとおしい梅雨時に見るアジサイの花はしっとりと爽やかです。 漢字で書くと「紫陽花」ですが、とてもすてきな当て字ですね。 我が家の庭にも4本のアジサイがありますが、そのうち3本は挿し木したものです。 挿し木が簡単なのもアジサイのいい所ですね。アジサイの花芽は10月にできるのでそれ以降に剪定すると翌年あまり花が咲きません。花後すぐに剪定するのがいいのです。 3年ほど前の暮れに、植木屋さんに庭木の剪定をお願いしたら、アジサイを地際で刈り込んでしまったのでびっくり。案の定、翌年は花が咲かず、がっかりしたことがあります。 植木屋さんだったら、その位知っているはずなのに・・・と、その時はちょっと恨めしく思いました。 我が家のアジサイはピンクとブルーですが、ピンクの方はどこか濁ったような感じです。アジサイは土が酸性だとブルーにアルカリ性だとピンクに傾くので、酸性土の庭ではきれいにピンクが発色しないのでしょう。苦土石灰をまこうと思いながらついつい何年もそのままです。 アジサイはドライフラワーの材料としても貴重です。6月頃のアジサイは水分を多く含んでいるのでドライにするとチリチリに縮んでしまいますが、10月過ぎに残ったアジサイはもう半分ドライのような感じで枝についています。去年はそんなアジサイを採りに出かけましたが、今年は庭のアジサイを採ってみようと思います。毎年、花後に剪定してしまいましたが、今年は切らずに残してみます。どの位ドライフラワーにできるでしょうか?楽しみです。 ドライフラワーでもシリカゲルに埋めると、生花と同じような感じのきれいな色のドライフラワーのアジサイができます。 普通はガラスケースの中に入れますが、シリカゲルをよく取り除くとそのままでも結構長く楽しめました。 アジサイの英名はハイドレンジア(hydrangea)です。hydroというのは「水」を意味するので、アジサイは非常に水が好きだからだとずっと思い込んでいました。ところがどうもそうではないらしく、ギリシャ語で「水の器」という意味でカップのような形をしているためだそうです。 アジサイの花言葉は「冷淡」、こんなにきれいな花にどうしてこんな花言葉をつけたのでしょうね。 |