ユウゼンギク

ユウゼンギクは、11月の花としてはふさわしくないかもしれませんが、我が家の庭で今、細々と咲いているので「今月の花」に取り上げることにしました。このユウゼンギクはもう5・6年以上前に1鉢だけ買ったものがどんどん殖えていったものです。挿し木でも株分けでも簡単に殖えていきます。去年、都合でほとんど抜いてしまったのですが、それでも今年10月の末から咲き出しているのです。本当に丈夫な花です。菊はどうも苦手な私ですが、ユウゼンギクの、菊にはない薄紫色に惹かれて買ってしまいました。それと同時に友禅菊という名前にもとても情緒を感じてしまって。やっぱりネーミングって大事ですね。

名前はいかにも日本的ですが、宿根アスターの1つでミカエルマスデージーとも言われ、北アメリカ原産だそうです。アスターというのはラテン語で「星」という意味だそうで、確かに少し細めの花びらが開いたところは星のようです。シロクジャク、シオンなどもやはり宿根アスターの仲間で花びらの楚々とした感じが似ています。

ミカエルマスデージーと言われるのは、9月29日の聖ミカエル祭の頃に咲くからだそうで、どうも11月の花とは言えないようですね。今頃咲くのは宮崎が南国だからでしょうか?

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